古い Windows Live Messenger が使えなくなっても使う方法
今日から、突然 Windows Live Messenger の旧バージョンが使用できなくなったようです。「新しいバージョンがあります。新しいバージョンをインストールする必要があります。」と言うばかりでサインインができません。
以上は今使用している 8.5 (2008) で接続できないの図。「いいえ」を選ぶとつながりません。どうやら、「脆弱性があるので古いバージョンはもう使わないでね」ということらしいです。
同社は25日からバージョン8.1、8.5、14.0を利用しているユーザーに最新版へのアップグレードを促し、最終的にはアップグレードしないとサインインできないようにする。旧バージョンのLive Messengerにセキュリティ脆弱性(Microsoft Security Advisory 973882)があるためと同社は説明している。
Microsoft、Windows Live Messengerの強制アップグレードを実施 - ITmedia NEWS
しかし、Windows Live Messenger の新しいバージョン (2009 以降) は使い勝手が大幅に劣化し、重く、不具合があってまともに動かないので、マイクロソフトのブログに苦情が殺到しています。古いバージョンから 2009 以降への更新は「ダウングレード」だと思ったほうがいいです。Windows 2000 から Windows Me に乗り換える行為に匹敵します。以前間違えて入れてしまったときなんかは 30 分でアンインストールしました。誰も突かなそうな脆弱性なんて、もうどうでもいいことにしたいぐらいです。誰が入れてやるもんか!
それなのに、今日から 8.5 はバージョンアップの案内をするのみで、どう頑張っても外に接続してくれない役立たずなプログラムになってしまいました。このままではメッセ人生がピンチです。
絶望しながら情報を探してみたら、なんと2ちゃんねるに解決方法が載っていました! ここで得た情報をもとに、解決方法をまとめてみました。ここでは 8.5 (2008) をもとに説明しますが、8.1 でも通用するようです。
また、7.0 や 8.0 では普通にサインインできるらしく (脆弱性が特にないから?)、このバージョンに戻すという方法や、Regressem などの互換メッセンジャーでしのぐという方法もあります。
注意
解決方法
ズバリ「バージョンを偽装して 2009 に見せかける」というものです。msnmsgr.exe ファイルの書き換えを伴いますので以下の順番通りにやってください。
1. フリーソフトの Resouce Hacker をダウンロードします。
2. Windows Live Messenger はあらかじめ終了させておいてください。タスクトレイに常駐してないかも確認してください。
3. C:\Program Files\Windows Live\Messenger\ (8.5 の場合。バージョンにより異なります) にある msnmsgr.exe のバックアップを必ずとり、Resouce Hacker にドラッグ & ドロップして開きます。
4. 左のツリーから、Version Info → 1 → 1033 の順に開き、1033 を選択します。
5. 右のエディタで、以下の項目の太字の部分を「14.0.8117.0416」に書き換えます。
6. 「スクリプトをコンパイルする」ボタンを押し、ファイルメニューから保存します。Vista や Win7 の場合、権限の関係で C:\Program Files\ 以下に直接の上書き保存ができないので。まずデスクトップなどに名前をつけて保存して、エクスプローラを使って元の場所に移動してください。
以上の操作で、古いメッセンジャーでもサインインできるようになります。2ちゃんねるってすごいや! 先人に感謝!!
そう、これは先日入れたばかりの Windows 7 で 8.5 を使用している図です。それぐらい Live Messenger の新しいバージョンがイヤなんです。2009 なんか IE7 以前と一緒にこの世からなくなっちまえ。
(追記) Windows Live Messenger 8.5 (2008) のインストーラは以下に転載されています。
(追記 2011/1/24) あけましておめでとうございます。最近ブログをまったく更新してなくてすいません。以前にこのエントリで書いていたバージョン番号が最近使えなくなってしまったので、最新のバージョン番号にしました。コメント欄で情報をお寄せ頂きありがとうございました。おかげでググる手間が省けました。